※ヒルナンデスのマコさんはこちら>>>★家政婦マコさんのレシピ本
目次
シマさん風時短家事とは?
日本テレビの「沸騰ワード10」で「伝説の家政婦」として紹介され、一躍時の人となった「家政婦のしまさん」をご存知でしょうか?
正確には「タスカジ」という家事代行サービスに登録されているお料理や「作りおきサービス」専門のスタッフさんです。
タスカジには他にも「mako」さんや「Koto」さん「たーちゃん」といった作り置き料理のプロの方がいます。
7月にはシマさんを含めたこの4名でレシピ本の出版も決定しています。
憧れの「タスカジ」さん。夢の作りおきという感じですが、私は以前もつくりおきおかずが続かないと書いたとおりで、おかずの作りおきには懐疑的なんですね。
なによりも、うちの冷蔵庫は小さくて、とてもじゃないけど何十品というおかずをストックすることはできない。
そこで、せめて日々のお料理で少しでもシマさんのような手際の良い作業ができないかと考えシマさんのキャベツまるごと使い切りレシピを記事にしてみたりしましたが、今ひとつうまくいきません。
しかし、ある日突然ひらめいたというか、「そうか!わかったぞ!」と思ったことがあります。
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シマさんの極意を盗む
それは同じく「沸騰ワード10」で「シマさんのライバル」としてマコさんというタスカジの方が紹介されているのを見た時のことです。
マコさんのレシピはそれなりにオリジナルだけど、一点、シマさんとの共通点を見つけました。
それは、
「最初に全部の食材をひとつの場所に集めて、レシピを考える」
というところ。
番組で何度か放送されたシマさんのお料理風景は、毎回まず食材を全部テーブル上などに並べて、それを眺めて(といっても20秒くらいの短時間で)レシピを何品も思いつくというパターンでした。
数日の間はマコさんとシマさんの共通点に気づかなかったのですが、ある日ふと「あれってようするに、今から料理できる食材全部を目に入る場所に集めるから、何十品ものレシピが思いつくんだよな」と気づきました。
これなら私でも簡単にできそう。
早速家中にある食材を全部出して、何が作れるか考えてみよう・・・と最初は思ったのですが、それだと結局シマさんのように「作り置き」のおかずを沢山作ることになってしまう。
作ってもうちには保存する冷蔵庫のスペースがない。
だからといって、たかだか夕食の2、3品を作るために、全部の食材を出して考えるというのは逆に時間も無駄だし、片付けもたいへん。
そこである方法を編み出しました。
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演歌歌手 藤あや子さんに学ぶ
2、3ヶ月前に「ぴったんこカンカン」で演歌歌手の藤あや子さんのご自宅のキッチンが紹介されていたのですが、そこに驚きのアイテムが!
私は目が釘付けになりました。
さすが「演歌界一の料理上手」と言われる藤あや子さんです。シマさんやマコさんとやっていることが同じでした。
それは今、家にある食材をすべて表示したホワイトボード。
マグネットシートひとつひとつに「にんじん」とか「たまねぎ」とか「牛肉」「卵」など、食材の名前が書いてありました。
藤あや子さんはそのマグネットシートを見て、レシピを考えるとお話されていたと思います。
そして食材を使い切ったらホワイトボードからその食材のマグネットシートを移動させる。
買い物に行く時は、ホワイトボードのマグネットシートの状態を見れば、何と何が在庫があって、何を買う必要があるかすぐわかるので便利、というお話だったと思います。
私はそれを見てすぐに同じものを作りたいと思った。
しかしこれまた、狭小住宅の我が家にそんなホワイトボードを設置する場所もない。
材料なら100円ショップで簡単にそろいそうだけど、設置場所がないということで思いついたのが「手帳+フセン」で同じものを作ること。
「なんでシマさんの話から藤あや子の話に?」
と思われるかもしれませんが、2、3ヶ月前から始めた、手帳とフセンで食材を管理する方法が、シマさんの極意にも連動するんです。
手帳にフセンで食材の一覧表を
これが私の「藤あや子風食材一覧表」。
手帳にフセンで今、冷蔵庫や保存棚にある食材を全部貼ります。
右のページが今ある食材。使い切ったら左に移動します。
最初13mm幅のフセンでやっていたけど、それだと在庫のページに全部が貼れないので、もっと細い5mmのフセンに今変換中。一応野菜類は緑、タンパク質は青、炭水化物は黄色、保存食はオレンジと色分けしていますが、このあたりまだ試行錯誤中。
この数ヶ月、食材を腐らせたり、賞味期限切れにしないために、藤あや子さんのホワイトボードを真似てこのようなフセンの食材管理をしてきました。
あれこれ考えて、フセンに書き込んだり、手帳を整理するのは楽しいのですが・・・・
今までこれを見てレシピを考えようとは思いませんでした。
単純に「あ、とうふがまだ残ってる、食べないと」と思ったり、「ソーセージの賞味期限、いつだったかな?」と考えたりというその程度の活用でした。
しかし、伝説の家政婦シマさんやマコさんがいずれも、まず食材を全部冷蔵庫から出してレシピを考えているのを見て、そうか、このフセンの食材も同じじゃないか?ただの賞味期限や在庫管理ではなく、これを見て何が作れるか、シマさんみたいに考えてから料理すればいいのでは、と気づきました。
え?今まで気づかなかったのかって?
そうなんです。ここまで手帳に食材を記録しておきながら、今までは夕食の準備となると、冷蔵庫を開けて「何作ろうかな・・・」と考えていたんです。
シマさんほどではないけれど
これは実際やってみると、かなり便利です。
今は手帳でやっているけど、食材専用のノートか手帳を別に作ろうかなと思っています。
フセンに書いた「にんじん」や「たまねぎ」といった食材名を文字と思わずに、頭の中で映像化します。
それらを使ってどんな料理が作れるか、それをシマさんみたいにフセン全体を眺めながら考えて、
「今日はコレとコレとコレを使おう」
と思った食材のフセンを一箇所に集め、実際に料理する段階になったらその食材のみ、全部冷蔵庫や保存場所から出して手の届く場所に置きます。
あとはシマさん気分でお料理。まあ、手際はシマさんほど上手くはいかないけど、冷蔵庫をのぞいて「何作ろう・・」て考えるよりは、一度に全部の食材を目で見て考えたほうがよりレシピの広がりがあります。
使い終わった食材のフセンは左のページに移動。
買い物に行く時は、特にレシピは考えずに、左のページを見て、足りない食材を買い足すという感じです。
基本的に肉・卵・野菜が揃っていれば、何かしらの料理ができますからね。
なんなら、野菜+肉で「野菜炒め」風のものをありとあらゆるパターンで作ってもいいわけです。
「ジャガイモ」があって「きゅうり」と「にんじん」と「ハム」があれば「ポテトサラダ」て思いつくわけですが、冷蔵庫を開けて「きゅうり」と「ハム」だけが目に入ったら(ジャガイモやにんじんは冷蔵庫には入れていないので)そのままスルーして「ポテトサラダ」は連想しない。
そういった感じです。
つまり、全部の食材が目に入れば、色々なレシピや料理が思い浮かぶ。
食材が多ければ、多いほど、バリエーションが広がる。
ということで、「伝説の家政婦」シマさんやマコさんのように実際に全部の食材をテーブルの上に並べなくても、フセンを見れば同じようにレシピが思い浮かぶということです。
細いフセンとミュシャの缶
ちなみにい、幅5mmの細いフセンは「デザインフィル 付せん紙 ブックマーク」です。
下のピンクのいちご型の輪ゴム(正確にはシリコン)は100円ショップの「キャンドゥ」で買ったフルーツ型のゴムセットのひとつです。缶のフタがあかないように、輪ゴムでとめています。
ミュシャのイラストのある四角い缶は、スペインのバルセロナに本店のあるチョコレートの専門店「 Amatller(アマリエ)」のリーフチョコレートの空き缶。日本でも通販で買えます。正直、缶が欲しくて買ったようなもの。チョコレートのお味は可もなく不可もなくという印象。
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追記 雑誌にシマさんが特集されています
「dマガジン」を契約しています。月額400円(税抜)で180誌読み放題という電子書籍のサービスです。
その中の雑誌を読んでいて、志麻さんの特集を発見!
この特集はすばらしいです。「シマさんの頭の中」が、ほぼ解説されています。
これを読めば、志麻さんが短時間で何品ものお料理を作る極意がリアルにわかります。
例えば、まず食材を見た後、最初にやることは何だと思いますか?
答えは「お湯を沸かす」と「お肉を室温にもどす」でした。どんな料理を作る時も、この作業は欠かせないそうです。逆に言えば、どんな料理を作るにしても、まず「お湯」は野菜を下ゆでしたりするために、絶対必要になるということですね。
私なんてまず野菜を洗って切って、それから「あ、下ゆでするからお湯、お湯」て感じでお湯を沸かし始めます。そこがもう開始直後から遅れをとっているということよね。
さすがプロとしてお料理されていた方の極意は、無駄がありません。
特集されている雑誌はコチラ。
レタスクラブ 2017年8月号 [雑誌]
dマガジンでも読めます。
さらに追記 フセン術にハマる
手帳にフセンを貼るアイデア、私オリジナルのものかと思いきや、とっくに世の中で実践されていたようです。
それがわかったのはこのムック本を買ったから。
おすすめの一冊です。
手帳は持っているけど、今ひとつ活用できていないとか、どうも最近、忘れものが多くて困る、なっていう方は「ふせん」を活用してみましょう。
このムック本に紹介されていた「あな吉」さんこと浅倉ユキさんの「ふせん活用術」がさらに気になって、電子書籍で↓こちらの本も買いました。
あな吉さんの主婦のための幸せを呼ぶ!手帳術カラー実践版 (別冊すてきな奥さん) Kindle版 浅倉ユキ (監修)
私が↑でやっていた「ふせん活用術」はほぼ、あな吉さんが4年も5年も前から実践されていたことでした。
ちなみに「あな吉」さんの本業は料理研究家。株式会社アナザーキッチンという会社の代表でもあります。
アナザーキッチン=略して「アナキチ=あな吉」です。
もう一冊気になる本があって、同じく「私のふせん術」に紹介されていたもの。
「わたしのふせん術」では簡単な紹介だけだし、こちらは電子書籍がないので、実書を近所の書店数件で探しました(ちょっと手にとって、中を見たかったので)。しかし見当たらないので、Amazonで買うか、どうするか検討中。
すっかり「ふせん活用術」の虜(とりこ)です、私(笑)。
もはや家政婦のシマさんより、あな吉さんや坂下仁さん、その他の「すご腕ふせん使い(?)」の方々が気になる・・・。