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【hulu】佐々木希「雨が降ると君は優しい」第8話(最終回)あらすじと感想

huluオリジナルドラマ「雨が降ると君は優しい」

 2017年10月7日、有料動画配信サイトhuluのオリジナルドラマとして、佐々木希さんが性嗜好障害者の人妻を演じることで話題の「雨が降ると君は優しい」の第7話と第8話が配信開始されました。

 今回は第8話(最終回)のあらすじと感想を紹介します。

第8話(最終回)のあらすじ

 hulu公式サイトより引用

 『立木信夫 (玉山鉄二) はラブホテルから出てきた妻・彩 (佐々木希) を目撃。これほどまでに愛を注いでも、妻のセックス依存症は治っていなかった。事実に打ちのめされ、信夫の心はついに崩壊してしまう。しかし、そんな信夫を見た彩は、なぜだか顔をほころばせて… 直後、彩はカウンセラー・小早川志保 (木村多江) のもとにまだ幼い娘を置き去りにして、姿を消してしまう! その頃、心配する父・倉田和馬 (陣内孝則) を拒絶し、恍惚のまなざしで大物作家・小野田史郎 (古谷一行) を選んだ平川百合 (奈緒) は、“儀式”と称した禁秘の行為を要求されていた。そんな百合に、さらに恐ろしい“魔の手”が忍び寄り…! 一方、信夫は、ふとした娘の言葉から、彩の口からは聞かされることのなかった“秘密”を知ることになる。そしてこの“秘密”が、信夫に最後にして最大の決断をさせる。(56分)』


第8話の感想

 雨降って地固まる、という終わり方でした。

 群像劇だったのが残念。サイドストーリーの倉田のアルコール依存や、娘・百合との関係、カウンセラー・志保との関係、大物作家・小野田史郎と百合の関係、などがなくて、単純に夫婦の葛藤を描いてくれればよかったのに。

 サイドストーリーを盛り込む分、メインのストーリーが削られる。群像劇にすることで、奥行きは出るかもしれないけど、メインがかすんでしまう。メインを演じる二人が、演技力があればまだしも、脇のほうが皆芝居が上手いから、よけい食われちゃってた気がします。

 木村多江さんは大奥に出ていた頃から好きな女優さんで、演技力もあったけど、意外だったのは倉田の娘役の「奈緒」という人。私はこのドラマで初めて知った女優さん。若くて透明感があって、かわいいのに、それなりの演技力でした。ただ、蒼井優にあまりにに過ぎていて、そこが残念。検索したら実際「蒼井優さんが好き」とインタビューで答えていて、憧れはわかるけど蒼井優は二人いらないよね。余談だけど、蒼井優の元カレだった大森南朋さんが結婚した女優さんも、蒼井優によく似ている人(というか、蒼井優とも友人だったらしい)。蒼井優のクローンみたいな女優が多すぎ!

 語りべ「雫石奈美」は公式サイトの解説には「重大な秘密が」て書いてあるけど、結局その重大な秘密がなんだかよくわからないまま終わってしまった。
 未来に存在しているということだったのか?途中まで隠されていた信夫と彩の娘が実は語っているということだったのか?

 そしてラストの場面を見ていて、これって結局「美しい男女のラブストーリー」だったのかな、て思った。周りを巻き込んで、皆不幸にしていったけど、最後はハッピーエンドという。

 そしてその「美しい男女」であるためには、メインの二人には演技力なんてあまり関係なくて、見た目がとにかく絵になればよかったのかもしれないと最後に思った。

 有吉佐和子の「香華」は、「淫女」とまで呼ばれた奔放な生き方の母と、その娘の幸薄い半世紀を描いたものだけど、似たような展開をちょっと期待していた私が馬鹿だった。



 昭和の時代の、陰々鬱々とした、「淫らな女は必ず地獄に落ちるのだ」という思想というか、発想は、21世紀の今、もう古いのね。

 先月、huluで見た1979年の日本映画「地獄」も、似たような「淫らな女は地獄行き」というストーリーで、これなんて母娘二代に渡って男を振り回して最後は地獄へ落ちるというお話だった。私はたまたまこの映画を何かのテレビ番組で紹介しているのを公開当時(1979年)に見て、おさな心に「見たい!」という欲求が湧き上がり、そのままおよそ40年近くが経過して(いったい、わたし、何歳やねん)、ようやく今になって見ることができた。いや、何がすごいと言って、母役と娘役を一人二役演じている原田美枝子がすごい。公開当時はおそらく、壮大な地獄のセットや、特殊効果による地獄の責め苦の描写などが売りだったんだろうけど、今見るとまだデビューして数年の原田美枝子がガンガン「淫らな女」を演じている、その体当たり演技に圧倒された。


 一応「雨が降ると君は優しい」でも、姿を消した彩がボロボロになている描写があったけど、最後があれだとなんだろうなあ・・・「私のカタルシスを返して」て言いたくなる。

 淫らな女でも、禊が終わればオッケー・・・みたいな、そういうお話だったんかな。

 「僕は死にませしぇーん」みたいなトラックに引かれかける場面があったのに至っては、サービスなの?「セルフオマージュ」てやつなの?陣内さんも「照和」で海援隊と同じステージに立ってた元ミュージシャンの博多っ子なら、いっそ「俺も死にましぇーん」て博多訛で言ってほしかったな(・・・な、わけないが)。

 こうやって振り返ると、私ってかなり「淫らな女」の映画や小説を沢山見ている。深層心理に願望があるのか、あるいは脳が男性よりなのか、なんかその手のストーリーにひかれるのよね。

 「淫ら」てわけではないけど、生きていくために仕方なく体を売って日銭を稼ぐ羽目になってしまった女性の悲劇を描いた、名作「哀愁」も嫌いじゃない。これもラストは衝撃的で、とにかく一昔前までは女性が性的に奔放になると、決まって手痛いしっぺ返しがあるというストーリーが主流だったのよ。


 でも確かに、女性だけが手痛いしっぺ返しをくらって、性的に奔放な男性にはこれといったお咎めなしというのも、女性蔑視だし、差別的よね。

 そう考えたら、これからの時代は男も、女も、性的に奔放だろうがなんだろうが、それによって「地獄の責め苦」を強いられることはない、といういい時代になったのね!あと20年遅く生まれたかったものだわ!そしたらエマニュエル夫人にみたいに、私も好き勝手して生きてみたいわ!・・・・と言うと思ったら大間違い。

 やはり社会的に・・・というよりも動物学的にも女性があまりに自由奔放というのはよろしくないと思う。私の好きなその手の読み物に「お女郎に子ができぬは、複数の男と交わるがゆえなり」なんて記述もあった。女性が奔放になると、出生率も高くなるかというとそうでもなく、逆に少子化が進むのであった。

 それで結局ドラマや映画、小説にそういうものを求めて、疑似体験しようとしているのだろう。

 ただ「雨が降ると君は優しい」、ネット配信のドラマだから自由度が高いという前宣伝にしては、特に激しい濡れ場もなく(遠目に、ガラス張りの浴室で・・・という場面はあったけど)、フルヌードとかもなく(はだかは背中ばかり)、疑似体験も物足りないことこの上ないのであった。

 何をこのドラマに求めていたのか、自分でもよくわからなくなった。

 主題歌「We're All Alone」は良かったよね。私も野島伸司同様、この曲が大好きになった。

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