NHK連続テレビ小説

朝ドラ「ごちそうさん」第60話の感想 今さら脚本家のこと

2017/02/09

 第60話 あらすじ

 悠太郎(東出昌大)は、急病人に代わり獅子を務めたのだった。め以子(杏)は静(宮崎美子)から、正蔵(近藤正臣)とのなれそめを聞く。正蔵は、少女だった静にハモニカをくれた思い出の人で、芸者になった後に再会し強引に後妻になった。和枝(キムラ緑子)との口論で、無理に落籍されたと口走った静に正蔵は話を合わせてくれた。静の愛情を、自分の悠太郎への思いに重ねるめ以子。一方、市役所には竹元(ムロツヨシ)が現れる。

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◇来週のあらすじは「ごちそうさん」第11週の日別あらすじへ。

◇前半の全あらすじは第4週から第10週までのあらすじへ。


 いい話
 少女の頃に出会った正蔵への、一途な恋心を貫いて妻となり、今も帰らぬ夫を待っているお静さんの話は「いい話」っぽいけど、よくよく考えたら矛盾というか、「?」という部分も。

 東京編でめ以子の実の弟がほとんど存在感がなく、扱いもめ以子以下(め以子は進学、弟は家業の手伝い)というのも、解せなかったけど、西門家の「今は亡きお母さん」の存在も解せない。

 たまに、仏壇にお義姉さんが語りかけたり、め以子がオムライス供えたり(これもちょっと・・・変)その程度で、火事で亡くなった以外の情報が全くなく、め以子の弟同様、名前だけの存在。

 お静さんの押しかけ女房ストーリーはともかく、それ以前に正蔵さんと火事で亡くなった妻の間にどんな物語があったのか、家族にどんな悲劇が起こったのか、そこからどう皆立ち直ったのか(立ち直ってない?)、そのへんはうっちゃっておいて、お静さんと正蔵さんのラブストーリーだけ語られても、シラケる。

 もし、正蔵さんが若い頃から芸者遊びが好きで、家庭をかえりみないような父親で、挙句の果てに本妻は火事で死んで、「一筆書いた」程度のこと(それも酒の席で)で本妻が死んで間もないのにお静さんを後妻に迎えたとしたら、二人のラブストーリーに共感はできない。

 というか、そこまで深くストーリーが考えられていないことは明らかで、今日のエピソードで視聴者がほっこりすると思っているのだとしたら、底が浅すぎてとても残念。

 まがりなりにも悠太郎や希子、それに和枝さんの実の母親が存在したわけで、「死んだからもう終わり」みたいに、思い出もエピソードも一切語られず「仏壇の中の人」として時々拝まれて、それで納得なんてできない。

 お静さんが疎まれているのは別に、着道楽とか、元芸姑とか、お母さんが亡くなってまだ1年も経っていないのにやって来たとか、そんなことではなく、「火事で突然命を落とした母のことが、家族は忘れられないから」という話にしてほしかった。
 正蔵さんが出て行ったのも、出戻りの和枝さんとお静さんの争いに辟易したからではなく、「火事で亡くなった嫁に罪の意識があるから」でないとねえ。

 ハモニカ

 まあ、1週間引っ張ったわりに、ハモニカが本当に天神祭で売られていたのかとか、具体的にどう作るのかとか、当然解説もなく・・・・。

 見た目「淡雪かん」に似てました。
 私の母は淡雪かんが好きで、よく近所の和菓子屋で買ってきては、冷蔵庫の中で冷やしていた。
 子供の頃、おやつとして時々その淡雪かんが出てきていたんだけど、私はあまり好きではなかったのよね。
 チョコやクッキーといったお菓子に慣れた口には、メレンゲと寒天と砂糖のみの淡雪かんの味て、物足りなかった。

 このドラマのフードコーディネイターは「かもめ食堂」で有名な飯島奈美さんだという話題は以前も書きました(朝ドラ「ごちそうさん」のお料理の話 )。大阪編では広里貴子さんという方が担当されているということも、その時書きましたが、「しがらき」「ハモニカ」もこの広里さんの情報なんでしょうか?それとも脚本家の森下佳子さんの知識?

 今、森下さんのWikipedia見て初めて知ったけど「東京大学文学部宗教学科卒」ですって。そしてあの「家政婦のミタ」や「純と愛」の脚本家、遊川和彦さんが目をかけていたようで、「プロデューサー+家庭教師みたいなもの」とオールアバウトのインタビュー「ドラマのお仕事 part1 脚本家・森下佳子さんに聞く」で語っておられます。
 画像検索すると「森口博子+手塚理美」みたいなルックスの森下さん。
 代表作は「セカチュウ」と「JIN」ですが、どっちも見てないや私。

 

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