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ただのワガママなお坊ちゃん-マッサン第43話

2017/06/01

「マッサン」第43話 あらすじ

 父・政志(前田吟)の危篤の電報を受けとったマッサン(玉山鉄二)とエリー(シャーロット)は広島の実家へと向かうが、その電報はマッサンが住吉酒造を辞めたことを知った早苗(泉ピン子)が家に連れ戻すために出したものであった。そんななか、マッサンは、蔵人の俊夫(八嶋智人)とともに日本酒造りをすることに。一方、エリーは女中として亀山家で働くことになり、半年間の成長を早苗に見せようとエリーは張り切るが…。

◆今週のあらすじは→「マッサン」第8週の日別あらすじ
◆来週のあらすじは→「マッサン」第9週の日別あらすじ

 金曜日の「あさイチ」でピン子が「お父さんは戦後まで生きる」て言っちゃってるしねえ(笑)。
 エリーがピン子に味見の皿を持って行った時は、床に投げつけたりするのかと思った。
 嫁の女中扱いといい、料理の否定といい、「ごちそうさん」を連想させる。

 マッサンの就職浪人の期間は1年。サントリーに入ってから辞めるまでが10年。この換算でいくと、サントリーに就職するまでと、その後のサントリー時代でドラマの放送期間が終わってしまう(笑)。
 さすがにサントリーでの10年間は「あれから○○年」て、途中で時間が飛ぶとは思うけど、視聴者が観たいのはサントリーやニッカでのマッサンの活躍であって、そこに至るまでの経過にあれこれ盛り込んで、創作を広げられてもねえ・・・・。

 ただ、今さら「ゲゲゲ」を観て思ったけど、「ゲゲゲ」は全く先入観も予備知識もなく観たので、それなりに「次はどうなる?」と楽しんで観られる。
 「マッサン」は多少なりとも、事前にマッサンの歴史を知ってしまったので(てか、余市のニッカとかも行ってるし)いちいち「実話との違い」を気にしてしまう。
 これは前作でも同じだった。

 余計なことを気にせずに観たら、それはそれで面白いのかも。

 しかし、マッサンの人物設定には毎回違和感が拭えない。
 ウイスキーにこだわるマッサンの気持ちはわかるけど、実家の清酒の製造だって立派な「酒造り」だもの、ないがしろにしたり、「ワシはウイスキーがつくりたいんじゃあ」と言って逃げたりするのは、違う気もする。

 酒が好きな人は、どんな酒であれ、否定しないと思う。

 親に酒造りやってみろと言われたら、マッサンがこれまでどれだけ実家の家業に携わってきたのか不明だけど、
「試験醸造か・・・やってみるかの」
 くらい言って、前向きに取り組んで欲しい。

 一生日本酒造れと言われたら「ワシはウイスキーづくりがしたい」と言うのもわかるけど、ものは試しで日本酒づくりに参加するのなら、むしろ積極的に興味を示すような人物であってほしいし、実際そうだったんじゃないかなあという気がする。

 何を言われても「ワシはウイスキーつくりたい」しか言えないような柔軟性のない人物だとしたら、その後のサントリーやニッカでの働きも、失敗に終わったはず。

 実際の竹鶴政孝氏は、摂津酒造を辞めたあと生活のために化学教師をやった。サントリーでも最初ウイスキー蒸留所の候補地として北海道を挙げたが、大将にダメ出しされて、仕方なく山崎に決めた。ウイスキーづくりの他にビール工場も任されたが、一応それも引き受けてがんばった。
 これらの「自分の主張を引っ込めて、我慢した」過去があるからこそ、自らニッカを立ち上げた時の喜びや、活躍があったんだと思う。

 ドラマのマッサンは何の我慢も辛抱もない、ただのワガママなお坊ちゃんにしか見えない。
 職人気質の一本気はわかるけど、あれじゃただの中身の無い夢見がちな人だ。
 そこのところがホントに残念。

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