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マッサンの人生は失敗の連続-マッサン第73話

2017/06/12

「マッサン」第73話 あらすじ

 鴨居商店の山崎工場が完成し、マッサン(玉山鉄二)とエリー(シャーロット)のもとに娘のエマ(住田萌乃)が来て四年が経ち、エリーは妻として、そして母として毎日奮闘していた。一方、マッサンはヨーロッパ留学から帰国した英一郎(浅香航大)や俊夫(八嶋智人)らと原酒づくりに取り組んでいた。しかし、鴨居商店の経営状況は予想以上に悪化しすぐにウイスキーを出荷するか製造中止にすべきとの声が社内からあがって…。

◆今週のあらすじは→「マッサン」第13週の日別あらすじ

マッサンの人生は失敗の連続

 まるで我が家の縮図を見るような・・・・・。

 食わず嫌いの子供。食べろ、食べろという母親(私)。タイミング悪く(子どもにとってはタイミング良く)帰宅するお父さん。「おと~さ~ん」と玄関に駆けていき食事放棄の子供・・・。

 これは「子育ても、ウイスキーの味も、思い通りにならない」という前フリかもね。

 ネタバレですが養女エマのモデルとなったリマは、ゆくゆくはマッサン夫妻と不仲になって出て行くというし、「日本初の国産ウイスキー」は出荷を急いだ(大将が急がせた)ばかりに、味が不完全でまったく売れなかったらしい。

 また、ビール工場の話がちょっとでましたが、これも失敗するんだよね、ビジネス的には。

 モデルとなった横浜のビール工場は「オラガビール」というネーミングでサントリーが操業していたんだけど、ビールが売れなくて工場ごと売却された。
 驚いたことに、この「オラガビール」の工場跡地、わりと最近まで横浜の鶴見に建物ごと残っていたそうで、いわゆる「廃墟スポット」として有名だったらしい(知らなかった・・・)。
 「オラガビール跡地」で検索すると、さびれた廃墟の画像が出てきます。オラガビール跡地は2008年にようやく解体されたらしい(なので、2014年現在は建物は残っていません)。

 どうやら子育ても失敗、ウイスキーも失敗、実話では竹鶴氏がウイスキー工場と同時にビール工場まで任され、横浜のビール工場の責任者も兼任したそうだけど、そのビールまで失敗。しかも「やっぱりビール、あかんかったか」と、責任者のマッサンに相談もなく大将が勝手にビール工場を売却したことが原因となって、竹鶴ことマッサンは大将に見切りをつけてサントリーを去って、自分のウイスキー会社を設立することになったそうです。

 ドラマでどこまで実話どおりになるか不明ですが、出てこないと思ったビール工場の話も今回チラリと出てきたので、大筋ではやはり実話どおりの運びになると思われます。

 皮肉なことにマッサンがサントリーを去ったあと、そのまま貯蔵され続けた原酒が熟成して、最終的には味が完成し、「サントリー角瓶」で商業的な成功を収める。
 その頃のマッサンといえば、新しく北海道余市で創業した自分の会社「大日本果汁」で、資金調達や製造体制を確立するためとりあえずジュース会社としてスタートするものの、当時の日本人にはまだ馴染みの薄かった果汁100%のりんごジュースというのはまったく売れず、これまた失敗・・・・・・。

 失敗、失敗の連続で、一歩間違えば会社も倒産しそのまま過去の人。後の世に名を残すことも、会社を存続させる事もできなった可能性の高かったマッサンが、よくぞ平成の今まで名を残す事ができたものだと思います。

 つまり・・・・「終わりよければ全てよし」的な、最後の最後に成功を手にしたのがマッサンの人生ではないでしょうか。

 最初の勤め先「摂津酒造(ドラマでは住吉酒造)」を辞めるところから、不本意なことの連続だったマッサですが、この不運、まだまだ続きます。本当のマッサンの成功は、おそらくドラマの初回で出てきたエリーの遺影と、「スーパーエリー」の受賞という、あそこまで待たなくてはならないのでしょう。つまり・・・・、ようやく成功を手にしたその時、もう愛する妻はこの世にいないという皮肉な結末。

 なんか・・・・・浮かばれない話だわ。

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